「草津焼」、火災乗り越え次代へ 滋賀の工房、親子が陶器展

kusatuyaki
「草津焼」で知られる滋賀県草津市岡本町の工房「淡海陶芸研究所」の開設30周年展が31日、同工房で始まる。2年前に火災で工房が半焼する苦境に遭ったが、再起して後継ぎも育った。今後も草津らしい陶器を追い求める。

 陶芸家の山元義宣さん(65)が1985年に開設した。工房がある一帯は鉄分の多い粘土質で、古代から須恵器が生産された地。遮水性が高く、鉄分の結晶が独特の風合いを生む。茶わんや皿、花器など普段使いの作品を生産し、97年に「草津焼」として市のブランド指定を受けた。

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