悩み共有「一緒に沈む」

 ◇NPO法人「四つ葉のクローバー」理事長 杉山 真智子さん 58

 児童養護施設や里親のもとで育った子どもは18歳になると原則、自立しなければならない。そんな若者が2年間、共同生活を送りながら就労支援を受けるシェアハウスを営み、今春で5年を迎える。

 子育てが一段落した約10年前から週1回、守山市の自宅近くの児童養護施設に子どもと遊ぶボランティアに通った。「泊まりに行きたい」とせがまれ、外泊の受け入れに必要な里親資格を取り、長期休みに招いた。一緒にご飯を食べ、風呂に入る。当たり前のことに、子どもたちは目を輝かせた。

 ある日、4歳の男児を泊めた。一緒に布団の中で幼稚園での話を楽しそうにしていたが、急に静かになった。見ると声を押し殺して泣いていた。

 「なんで僕を産んでくれへんかったんや。ここから生まれたかった」。せきを切ったように泣き出した男児に、何度もおなかをたたかれた。抱きしめながら告げた。「大きなおうちをつくって待ってるから」

 これが転機だった。物件を探し、シェアハウスに改修。児童福祉を学び、知人の協力も得て2013年、同市でNPOを設立した。

 特定の大人から愛され、叱られ、許される経験を繰り返すことで自分が〈大切な存在〉だと実感する。施設の子どもはその経験が乏しく、実社会で心をくじかれやすく、離職率も高い。だから四つ葉では失敗しても否定しない。心のよりどころとなるためだ。

 ほかにも様々な子どもたちとふれあってきた。

 シェアハウスを始める前、自宅に女子高校生を泊めたときは、「なんでやと思う」と話しかけられた。少女の母親は「必ず迎えに来るから」と言い残して家を出ていった。しかし、戻ってこなかった。男と別の場所で暮らし、出産したという。

 「なんでやろな」。そう答え、一晩一緒に考えた。空が白み始めた頃、少女は「もう、いっか」とつぶやき、小さく笑った。

 また、ある男子大学生は四つ葉に来て1年後、大学に行かなくなり部屋からも出なくなった。心配するあまり、一時は取り乱したが、4か月ほどして、男子大学生はしょんぼりとリビングに現れ、「こんなんじゃだめですよね」とぽつり。「はい上がる力を持ってるやん」と声をかけた。再び通学を始めた。

 そんな寄り添い方を「一緒に沈む」と表現する。「『一緒に考えてくれる人がいる』と感じてもらえたと思う。祈るような思いで一緒に沈む。張りつめた心の中に、ふっと出来た隙間をキャッチして引き上げるんです」。かつて問いかけてきた少女は今、出ていった母親が産んだ子どもを「かわいい」と言って、時々会いに行っている。

 四つ葉では月1回、若者らで語り合う場「真夜中会議」に〈卒業生〉も参加し、どう生きていくか真剣に話し合う。「しんどい思いをしたからこそ、とてつもなく優しい」。そんな若者が頑張る姿を見られることが幸せだ。

 あのとき4歳だった男児は今春、小学6年になる。「待ってるって約束した。それまでここをつぶすわけにはいかない」(生田ちひろ)

 守山市民ホールで17日午後1時、「クローバー・ドリームライブ2018―見つけてください、僕たちを」を開く。四つ葉のクローバーの若者が思いを語り、施設出身の若者を支援する東京の相談所「ゆずりは」の高橋亜美所長と地域に出来ることを考えるシンポジウムを行う。メンバー全員が不登校を経て夢を実現したバンド「ジェリービーンズ」、手話で歌を表現する歌手yokkoの公演も。入場無料。問い合わせは電話(077・584・5688)。

 ◇大津の北村さんが写真冊子

瀬田川下流の天ヶ瀬ダム(京都府宇治市)が完成した1964年(昭和39年)前後の川流域を当時の写真など約40点で振り返る冊子「懐かしの瀬田川写真 河川と暮らした地域の記憶」ができた。今ではもう見られなくなった風景や人々の暮らしぶり、思い出が詰まっている。大津市黒津のウォーターステーション琵琶で無料配布している。(生田ちひろ)

 ◇昭和40年代中心 ダムに沈んだ 名所や建物

 冊子を作ったのは同市大石龍門の博物館イベントプランナー北村美香さん(43)。3年前から、河川の魅力を周辺住民と考える国土交通省琵琶湖河川事務所の「琵琶湖河川レンジャー」として活動するなかで、「河川にまつわる地域の記憶の掘り起こし」をテーマに、瀬田川などの昔の写真を探し、住民を訪ね歩いて思い出話を聞き取ってきた。

 瀬田川では天ヶ瀬ダムの完成で水位が上昇するため、同市石山外畑町といった近隣集落の一部が高地へ移転するなどし、流域の風景は大きく変わった。

 冊子では約10人から借り受けた昭和40年代の写真を中心に紹介。冒頭には川面から出た枝先に最後の花を付ける桜並木の写真3枚が並ぶ。ダムの完成直後とみられる。住民のアルバムをそのまま転載しており、書き添えた「沈みゆく最後の桜 もう咲かないだろう」という一文も残る。

 多いのは当時、外畑町―天ヶ瀬ダム間を航行していた遊覧船に関するものだ。水没するなどして今は見ることができない川沿いに切り立った「屏風びょうぶ岩」や、何匹ものタヌキがいたことから「タヌキ御殿」と呼ばれた建物など、船から撮影した名所や遊覧船、船乗り場などの写真がにぎわいを伝える。

 ほかに川で魚を捕まえる子どもたちなど、当時の暮らしぶりがうかがえる写真も。「昔は夏の子どもの遊び場は川やった」「近所に船員さんが多かった」「川の水は、今と違ってきれいやったよ。船からのぞいたら、魚が泳いでいるのが見えたくらい」といった北村さんが聞き取りをした住民たちの言葉も興味深い。

 北村さんは「写真は思い出をたどり、会話のきっかけにもなるはず。往時に思いをはせてもらえれば」と話している。

 A5判10ページ。問い合わせはレンジャー事務局のウォーターステーション琵琶(077・536・3520)

人あり ◇ ほどほどの良さ 追求

◇「お食事 アケミ」店主 野村 茂樹さん 59
大津市の菱屋町商店街近くにある、どこか懐かしい雰囲気の定食、洋食の店を
切り盛りしている。40歳代半ばに、長年のつき合いがある人から
「物事には中道というものがある。全てが上か下かではなく、
ほどほどの良さでやっていくのも一つの生き方では」との助言を受けました。
その時に自分の立ち位置が決まりました。またアール・ブリュット」を支援する団体の役員が以前から親交のあったフランスの元首相ジャンマルク・エロー氏と来店。
エロー氏から側近を通じ、来仏しもう一度食べさせてほしいと依頼され即決し、
10月にフランスへ旅立った。最初は恐る恐る口にしていたが、「もっとほしい」とリクエストを受け、いつも大津で客に出しているオムライスが認められた。
 「お食事 アケミ」 午前11時半~午後2時、同5時~8時。
オードブルなどと共にワインを楽しむ「月曜ワインクラブ」を開く月曜日には夜の営業が午後6時~9時半となる。
定休日は火曜夜と水曜。問い合わせは同店(077・522・0339)へ。

悩んだ時間 今では宝物

◇不登校体験を伝える造形作家 末富 晶さん 

2017年8月まで約4年間、高島市社会福祉協議会の広報誌「しふくのふくし」に「私の不登校記」を連載した。不登校が始まった小学3年から成人するまでの自身の歩みを振り返り、「今は宝物に思える時間」と表現している。

 だが、そう思えるようになるまでには、多くの時間とさまざまな人との出会いが必要だった。

 「みんながバスに乗って先に行くのに、自分だけ途中下車して、野原に置き去りになった気分。この先、道は真っ暗になってしまうのでは、と、最初は不安に押しつぶされそうでした」

 不登校になったきっかけは、思い出せない。学校でいじめやトラブルがあったわけではない。登校前になると、発熱し、時には頭痛や腹痛も伴った。体が拒否したのだ。

 「学校は息苦しかった。学校の暗黙のルールに自分を合わせていると、本当の自分がなくなっていくような気がした」と振り返る。

 慰めは、同居する祖父母が受け入れてくれたことだった。やがて、同じ不登校の友達と近所の森で遊ぶ機会が増えた。小学5年のときには、その友達の家で偶然、生け花の先生に出会い、物事に真剣に向き合うことを教わった。

澄んだ音色 ソロで追求

 ◇フルート奏者 若林かをりさん 

 美しく澄んだ音色を響かせるフルート。管弦楽や吹奏楽の花形として、また、ピアノなどとの共演で欠くことのできない楽器だが、それは一つの側面に過ぎない。

 「空気を裂く尺八のような音までも表現できる楽器です。独奏でも味わい深いフルートの魅力を伝えたい」と、ソロの可能性を追求する公演に取り組む。

 その一つが、ソロ公演「フルーティッシモ!」シリーズ。独奏曲が演奏される機会が少ない中、「フルート1本で勝負したい」との意気込みで、2015年5月から今年10月まで計8回、東京や滋賀などで開き、日本や海外の現代音楽を積極的に演奏した。幽玄さをも感じさせる公演は、広く称賛された。

環境保ち 生きた教材に

 ◇「比良里山クラブ」代表理事 三浦 美香さん 57

 古里である大津市南比良の里山「まほろばの里」の保全に取り組む。子どもの自然体験や木工イベントを始め、母校の市立志賀中の環境学習も受け入れる。休耕地活用の貸し農園や、オーガニックレストランに作物を出荷する果樹園、ハーブ畑も展開するなど、活動内容は多彩だ。
貸し農園や子ども向けイベントなどの問い合わせは、比良里山クラブのメール(info@hira-satoyama.net)か、三浦さんに電話(090・9164・8467)で。

日中つなぐ 歌の懸け橋

◇長浜の歌手・程さん

中国・西安出身で長浜市在住のソプラノ歌手・程万紫ていまんしさん(47)が、同市での歌手活動25周年に感謝するコンサートを30日午後1時半から、同市内保町の浅井文化ホールで開く。オペラと雅楽を織り交ぜたプログラムで、程さんは「温かく支えてもらった長浜の地から、感謝の気持ちを届けたい」と話している。

自然の中で最高の音楽を!尾藤知史さん 【寝待月のショー】

大津で野外ライブ、木立に響く演奏満喫

自然の中で音楽を楽しむ野外ライブ「寝待月のショー」が11日、大津市上田上桐生町の桐生若人の広場キャンプ場で開かれ、
若者や家族連れが木立に響き渡る演奏を満喫した。
滋賀県内で音響や音楽制作に携わる尾藤知史さん(30)が企画し、
今回で2回目。尾藤さんの知人がスタッフとして準備に携わり、
ミュージシャンの大沢伸一さんら趣旨に賛同したアーティスト約60組が参加している。
訪れた人は三つのステージを移動しながら、模擬店で飲食を楽しんだり近くのせせらぎで涼んだりして思い思いに過ごしていた。
兵庫県西宮市から長男弦ちゃん(1)ら家族で訪れた会社員川野竜二さん(34)は「やっぱり音楽は生の音がいい。

会場は木陰もあって過ごしやすく、子どもも自由に動き回れて楽しんでいた」と話していた。12日も開催される。

写真家、鉄道写真家、何でも屋の鉄道写真家  清水 薫さん

地元 滋賀・関西はもとより 四季折々の日本全国の鉄道や自然豊かな風景を
追い求めて駆け回る 鉄道写真家  清水 薫 ホームページです。
鉄道写真のほか風景写真やスナップ写真など、主に屋外での撮影を得意としています
撮影のご依頼やストックフォトのお問い合わせは
当ホームページの“お問い合わせ”よりメールにてお願いいたします

大橋悠依(おおはし・ゆい)さん 滋賀県の草津東高校から東洋大学の国際地域学部国際地域学科に進学。

大橋悠依のプロフィール

大橋悠依(おおはし・ゆい)さんは、1995年10月18日生まれの21歳で、滋賀県彦根市の出身。お姉さんの影響で6歳の時に水泳を始めました。身長は173cmで血液型はB型。北島康介さんを育てた事でも知られている、平井伯昌コーチに才能を見いだされ、地元滋賀県の草津東高校から東洋大学の国際地域学部国際地域学科に進学。
大橋悠依は貧血の影響で大学2年生までは記録に伸び悩むも、アサリを食べるなどして食生活を見直し、2016年の日本選手権で3位に入ったのをきっかけに、2017年になって一気に記録を伸ばしてきました。一番苦手だった平泳ぎは、肩の力を抜くことを平井コーチの教えで心がけることにより改善。今回の大会では、日本記録保持者の清水選手との差を、平泳ぎで4秒01にまで広げています。

ボタニカルアートで近江神宮
魅力描く 大津の女性出版 

大津市神宮町の近江神宮で見つけた植物をボタニカルアート(植物精密画)で紹介する本を、イラストレーター須田久仁さん(46)=同市錦織3丁目=が発行した。平和の願いを込めて開発されたヨウコウザクラや珍しい野草など41種類に解説文を付けた。
 須田さんは京都市生まれで、嵯峨美術短期大(現京都嵯峨芸術大短期大学部)出身。1999年に大津市に移住してから、子どもの初詣などで近江神宮を訪れていた。もともと植物好きで、境内でスケッチをする傍ら、同神宮で約100種類の植物を確認。身近にある豊かな自然を知ってほしいと昨秋から出版の準備を進めてきた。

乾 友紀子(いぬい ゆきこ)

滋賀県近江八幡市出身の日本のシンクロナイズドスイミング選手。

 滋賀県近江八幡市は26日、リオデジャネイロ五輪シンクロナイズドスイミングのデュエットとチームで共に銅メダルを獲得した
乾友紀子選手(25)=同市北之庄町=に初の市民栄誉賞を贈ると発表した。
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主な戦績[編集]
2006年世界ジュニア選手権大会 S3位・T3位・FC3位
2008年世界ジュニア選手権大会 D2位・T3位
2009年世界水泳選手権 DTR4位・TTR5位・FC5位・DFR6位・TFR6位
2010年ワールドカップ D3位・T4位・FC4位
2010年アジア大会 D2位・T2位・FC2位
2011年世界水泳選手権 DTR5位・DFR5位・TTR5位・TFR5位
2012年ロンドンオリンピック D5位・T5位
2013年フランスオープン STR優勝・SFR2位・DTR3位・DFR3位
2014年アジア大会 D2位 T2位 FC2位
2015年世界水泳選手権 STR5位・DTR3位・TTR3位・SFR5位・DFR4位・TFR3位・FC3位
2016年2016年8月、リオデジャネイロ五輪に出場し三井梨紗子とのデュエットで銅メダルを獲得し、チームでも銅メダルを獲得した。

近江祭百選 近江の祭りを自ら取材した動画で紹介しています。

>西村 久さんのおうみ探検隊の取材の模様です。
滋賀県栗東市在住。
滋賀県内の貴重な地元の祭り風景を動画で残している西村 久さんをご紹介いたします。
私がすごいぞ滋賀のサイトを運営するコンセプトが西村さんとマッチし以来FBで交流させていただいています。

2014年06月30日に滋賀WEB大賞特別賞を受賞しました。
2015年06月19日に滋賀WEB大賞特別賞を受賞しました。
2年連続の滋賀WEB大賞特別賞受賞

こちらが近江祭百選 近江の祭りを自ら取材した動画で紹介しています。

イラスト作家・洞智子さんの「滋賀」 30日から、東近江 /滋賀

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東近江市で30日〜8月1日、イラスト作家の洞智子さんによる、「滋賀をみてみよう!展」が開かれる。無料。

 デザイン会社「KATATI(カタチ)」(大阪市西区、越智明代表 http://www.katati-web.com/)主催。

 色鉛筆で描かれた、琵琶湖の魚や滋賀にまつわる民話のイラストの原画など約20点が展示される。

 午前11時〜午後5時(最終日は午後4時まで)、東近江市平柳町568の「ベース フォー レスト」で。問い合わせは同社(06・6147・7252)。【高橋望】
http://horatomoko.com/

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手織りまわし手塩にかけて 全国で一人、長浜に専門職人

大相撲の力士が着ける「締め込みまわし」を、手織りで作る職人が長浜市西浅井町山門にいる。着物帯メーカー「おび弘」(京都市)の中川正信さん(70)。まわしが工場の自動織機で生産される現在、手織り専門の職人は全国で一人だけ。しなやかな出来栄えの一品は、歴代の名力士たちに愛されてきた。十日に始まる名古屋場所でも、力士らが中川さんのまわしを締めて土俵に立つ。

 山里にある工場から「ガッタン、ゴットン」と機織り機の音が響く。中川さんは一九六九(昭和四十四)年に高級帯を織り始めた。先輩職人の技術を引き継いで締め込みまわしを作るようになってから二十四年になる。

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患者と家族癒やす言葉 滋賀・草津の看護師2人が「百花集」 

 「苦しいことも悲しいことも 振りかえれば懐かしい思い出 だから思い出になるまでは 生きようね」。滋賀県草津市笠山8丁目の県立精神医療センターの待合ロビーに、「百花集」と書かれたファイルが置かれている。2人の看護師が、いけばなの写真と文章を掲載した。百の花々と言葉が、患者やその家族を癒やしている。

■「心にしみる」反響

 同センター看護師の上野幸子さん(58)と吉田隆さん(58)。上野さんは6年前から、花を生けて玄関ホールなどで飾っている。2012年に吉田さんがいけばなの写真を撮影して一文を添え、ファイルに収め始めた。ともに「来られた方に安らぎを感じてもらいたい」との思いからだった。

kangosi

書に生き、道求め60年 大津の岡田さん 集大成個展

◇奥深さ なお「感心するばかり」

滋賀書作家協会の理事長として、長年、書道教育に貢献してきた岡田祖翠さん(79)
(大津市)が書道家人生の集大成となる個展「新旧作品展 書のあしあと」をあまつちホール友遊館(同市高砂町)で開催している。
小学校時代の作品から最新作まで約70点を展示。多くの書道ファンが訪れ、60年を超す,
大家の軌跡に思いをはせている。
仕事と教室、家庭と多忙な日々を送っていたが、40代の時、妻・輝子さん(75)の出身地である滋賀県に移住。
2005年に滋賀書作家協会を設立し、書道一筋に心血を注いできた。「ここまでやれたのも妻のおかげ」と感謝する。
shoka

キーボードやピアノ演奏家福谷さちこさん

CD

キーボードやピアノ演奏家福谷さちこさん=大津市青山8丁目=が、 初のCD
「滋賀の風景」を発売した。漁港や棚田など滋賀の特徴的な風景をピアノやアフリカの
民族楽器カリンバの音色で表現し、「癒やされる」と評判を呼んでいる。福谷さんは
京都市出身で、2006年に大津市内に越してきた。学生時代から趣味で作曲をしてきたが、滋賀の情景に魅せられ 次々に曲ができたためアルバムを作ったという。曲は
「朽木の森」「湖西の棚田」「菅浦漁港」など6曲。 ゆったりとした曲調が多く「ほっとする」「目覚まし時計代わりに聴いている」といった感想が寄せられているという。福谷さんは「現地に行けない人も音でイメージを膨らませてもらえたら」と話す。
All Music Written 「朽木の森」「湖西の棚田」「菅浦漁港」etc

滋賀銀新頭取に高橋氏

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常務、専務を経て15年から副頭取。京都府出身。59歳。

滋賀銀行は24日、高橋祥二郎副頭取(59)が頭取に昇格するトップ人事を固めた。
4月1日付。大道良夫頭取(67)は取締役会長に就く見通し。
トップの若返りで経営体制を強化する。
新体制で4月から始まる次期中期経営計画を推進し、
滋賀県を中心とする営業基盤をさらに強化する。
高橋副頭取は、2008年に就任した大道頭取に続く生え抜きのトップとなる。
営業畑を中心に歩み、現場経験が豊富。昨年6月に副頭取に就き、
大道頭取を支えながら中期経営計画の策定を主導した。
日銀によるマイナス金利の導入や市場競争の激化で貸出金金利の低下が進む中、
収益力の強化が大きな課題となる。
新産業や雇用の創出、事業承継などの取り組みもさっそく求められる。
高橋 祥二郎氏(たかはし・しょうじろう)立命館大経済学部卒。
1979年、滋賀銀行入行。草津支店長などを歴任し、
営業統轄部長だった2008年に取締役就任。

滋賀のバナナ彫刻家 山田恵輔さん

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プロフィール   バナナ彫刻師 山田恵輔 オフィシャルサイト

バナナ彫刻師 山田恵輔

1987年5月25日生まれ

2010年5月
~はじめての彫刻~

暇過ぎて家にあったバナナに顔を彫る。
意外に上手く彫れたので、写真に収めるも、特にハマらずその日でバナナ彫りを辞める。

2011年2月
~バナナ職人誕生~

趣味で描いていたイラストがどこまで通用するか試したく、イラスト投稿サイト「pixiv」に登録し自作イラスト(ムキムキのせんとくん)を投稿するも、ほぼ反応なし。
やけになり、去年撮影しておいたバナナ彫刻の写真を投稿したところ、自作イラストとは比べものにならないほどの反響を受け、嬉しさと自分のイラストは通用しないのだと受け入れる。
写真を投稿したことを謝罪したところ、「もっとやれ」「この発想はいらなかった」「なにこれこわい」などコメントをいただき、「バナナ職人」という名も与えてもらい、バナナ彫刻職人として活動することを決意。

その後、様々なメディアで紹介され、現在はワークショップ、展示会への参加など新たな事にも挑戦している。

踊りで街 盛り上げたい 山下光子さん 85

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「大津絵の筆のはじめは何仏」。元禄4年(1691年)の正月を大津で迎えた松尾芭蕉は、絵師が新年に何から書き始めるのか思いをはせ、この句を詠んだ。今、県都には、その絵に由来する面をつけて舞う「大津絵踊り」が市無形民俗文化財として伝わる〉

 踊りを見てくれた全国の人が「こんないいもんあるんや」「大事にしいや」と声をかけてくれる。大津で生まれ育ち、守ってきた一人として、気張って続けなきゃって思います。

 大津絵は江戸時代に始まり、仏画や世俗画を描いて大津を訪れた旅人らの土産物として人気を集めました。僧衣をまとった「鬼の念仏」などが有名です。やがてそこに節を付けたものが生まれ、明治頃に芸達者な芸妓げいこが三味線で舞う踊りを付けたのが大津絵踊りと聞いています。大津にあったそれぞれの花街で踊られていましたが、1970年の大阪万博で披露することになって、お師匠さんが手ぶりをそろえ、一つの形になりました。

 踊りは面をつけるので、視野がものすごい狭い。左右の距離感も分かりにくいし、勘で動くような。そんな中で、その面に心を入れ、藤を持った「藤娘」や「鬼」になりきることが大切です。本当に奥が深い。

「あさが来た」かつら・髪飾りに込められた想い その2

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先日、昔からの知り合いで映画の結髪の仕事をしている富美ちゃん
(西口富美子さん)がNHK朝ドラの「あさが来た」のかつらチーフで頑張っているとの連絡が富美ちゃんのお父さんから来ました。
富美ちゃんのお父さんとは昔、一緒に仕事をした関係で・・
お父さんもお母さんも元東映のカメラマンであり職員であったのでその影響でしょう。大津市瀬田出身ということでこれからも頑張って欲しいと思います。
良かったらブログを見て応援して下さい。(^_^)
「すごいぞ滋賀」にも掲載予定です。

鳰の湖真二 大津市出身 北の湖部屋所属

sekitori
滋賀県大津市の現役力士
病気に泣き2014年7月場所も勝ち越せず7連続負け越しとなり、これにより2007年1月場所以来となる三段目への陥落を余儀なくされた。しかし同年11月場所は復調し
6勝1敗の好成績を残して1年半ぶりの勝ち越しを手にした。
現在は幕下23枚目 最高位は西前頭16枚目

「鳰の湖」という四股名は琵琶湖の古称に由来して付けられたもので、
「鳰の湖」とは「水鳥が集まる湖」という意味を持つ。
「鳰」は、故郷・滋賀の県鳥カイツブリのことである。
「にほの海やかすみて暮るる春の日にわたるも遠し瀬田の長橋」という、
新古今和歌集に収められた藤原為家の和歌にも登場する由緒ある言葉でもある

大津芸妓 夕子 伝統の芸と踊り / 大津

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大津芸妓 夕子 伝統の芸と踊り / 大津

京都が芸と踊りの原点
[芸歴]
十五歳より、京都の花街にて舞妓としてデビュー。数々の芸を勉強し修業を積む。
より伝統芸と踊りの世界を極めるべく島原の地へ。格式を重んじる廓として現存する島原にて太夫をつとめる。
数々の行事やイベントに「花琴太夫」として出演、TVから雑誌までその活動は幅広く、高い評価を得る。

びわ湖の美しさに魅せられ滋賀県大津市へ
[現在]
2012年、滋賀大津の文化人達が昔から提唱される「大津の花街の復興」に共鳴、夕子と名乗り、
京都時代に培った芸の数々をここ大津の地で披露することを決意。「濱三津』を興し、
本格的に芸妓として活動を再開する。踊りは音羽菊寿寿師匠に師事。

滋賀の小野林さんが2位 パリのチョコ職人の世界大会

onobayasi
【パリ共同】チョコレート職人の世界一を決める「ワールド・チョコレート・マスターズ」決勝大会の審査結果が30日、パリで発表され、日本代表の小野林範さん(36)=滋賀県出身=が2位になった。優勝はフランス代表のバンサン・バレーさん(27)。滋賀県東近江市の和洋菓子店「八日市玻璃絵館」でシェフを務める小野林さんは「負けは負けです。今後は自分のステージを大切にしていきたい」と話した。
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「草津焼」、火災乗り越え次代へ 滋賀の工房、親子が陶器展

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「草津焼」で知られる滋賀県草津市岡本町の工房「淡海陶芸研究所」の開設30周年展が31日、同工房で始まる。2年前に火災で工房が半焼する苦境に遭ったが、再起して後継ぎも育った。今後も草津らしい陶器を追い求める。

 陶芸家の山元義宣さん(65)が1985年に開設した。工房がある一帯は鉄分の多い粘土質で、古代から須恵器が生産された地。遮水性が高く、鉄分の結晶が独特の風合いを生む。茶わんや皿、花器など普段使いの作品を生産し、97年に「草津焼」として市のブランド指定を受けた。